モモの読書感想文044~『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福(上)』ユヴァル・ノア・ハラリ

こんばんは。モモです。

 

かなりお久しぶりの更新になってしまいました…

更新が滞っていた間にいろいろなことがありまして。その辺は後日ユウキ君が更新すると思います。

 

さてさて、そのいろいろの間を縫って読んでいた本がこちら。

(この記事を書いている今は上巻のみ読了です)

 

今回の読書感想文は・・・

『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福(上)』著:ユヴァル・ノア・ハラリ

 

 

私たち現生人類につながるホモ・サピエンスは、20万年前、東アフリカに出現した。その頃にはすでに他の人類種もいたのだが、なぜか私たちの祖先だけが生き延びて食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いた。

40歳のイスラエル人歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』は、この謎を三つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かす。

 

このブログを読んでいるそこのあなた。

あなたがこの地球に住む人類であるならば・・・

サピエンスの、そして忘れ去られた兄弟たちの壮大な物語を楽しむことができると思いますよ!

 

 

前回の感想文はこちら。

 

 

唯一生き延びた人類種

10万年前のちきゅうには、少なくとも6つの異なるヒトの種が暮らしていた。複数の種が存在した過去ではなく、私たちしかいない現在が特異なのであり、ことによると、私たちが犯した罪の証なのかもしれない。

 

私たちホモ・サピエンスは、20万年前の東アフリカに出現した。人類の物語はここから始まります。

どうやら、そのころにはほかの人類種が存在していたらしいのですが・・・

そもそもこれ、知っていました?

 

たしかに、歴史の授業ではネアンデルタール人やらホモ・エレクトスやらフローレシエンシスやら勉強しました。

でも、サルから今の人類に進化する過程の旧人類として教えられたような気がするんですよね…

 

なんかこういうイラストで。(驚きのクオリティ~!)

ニュアンスが伝わればいいもん

 

だから、そもそもネアンデルタール人が現在の人類の祖先ではないっていうこと自体が初耳。

ではほかの人類ってなぜ今存在していないんだろう?

どういう風に絶滅していったんだろう?

この答えを知っているサピエンスはいない。でも、そもそもこの事実が教科書に載っていなかった(というか誤った内容だった)って、怪しくない?

絶滅させた犯人って・・・生き残っている私たち、サピエンスなんじゃない?

そんな話が論拠を交えて展開していく様は鳥肌ものです。

 

サピエンスが多くの動物たちを絶滅に追い込んできたことは知っています。

でも、人類が同じ人類を絶滅させてきたというのは…。

そして、唯一の人類となった自らのことをホモ・サピエンス(賢いヒト)と呼んだのです。いや怖いわぁ…

 

サピエンスが起こした3つの革命

人類史において、サピエンスが起こした3つの革命、認知革命・農業革命・科学革命

それぞれの革命がどのようにして起きたのか、そしてそれが人類にどのような影響を与えたのか? についてじっくり解説されています。

で、とくに面白かったのが農業革命!

 

人類が奴隷になる日

私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ

 

かつて私たちには、狩猟採集民族だった時代があった。

野生の動物を狩り木の実を集めていた時代には、意外にも食に困ることはなくかったらしい。また労働時間は短く、常に移動しながら暮らしていたために伝染病などが蔓延することもなかったという。かなり快適そうな暮らしである。

 

ところが農業革命が起きて小麦の栽培を始めてからというもの、人類は朝から晩まで小麦の世話をして暮らすようになった。

それでも気候の変化などで不作になると、飢えに悩まされた。

あまりにも手間と時間がかかるので小麦畑のそばに定住するようになると、伝染病が流行った。

たくわえができると人口が増え、世代を重ねるうちにもはや快適だったはずの狩猟採集民に戻ることはできなくなった。

 

そう、人類が小麦を栽培して発展してきた歴史は、実は小麦が人類を奴隷にして発展してきた歴史でもあったのです…

これって現代でも同じことが言えると思いませんか?

コンピューターを使っているのは人類。でも、主語を替えればコンピューターが人類の頭脳を使って発展してきたとも言えるわけで。

コンピューターは、生き物ではない。でも生き物って何?「生きている」って何? 

 

今、人類の身体をハードウェア化していく研究がされているらしい。私たちの身体には寿命があるし、がんにもなるし、ケガもする。だから、人格をコンピューターに取り込んでしまおうという、正直かなり嫌悪感を覚える研究。

そうなってくるともはや何をもって人類と定義するのか?

生死の観念が崩壊したとき、生き物ってなんなのか?

 

今こそ、私たちは歴史に学ぶべきだ。何者かの奴隷になってしまう前に。

 

 

最後に

Amazonに、本書のまわりくどい表現や比喩がダメ、というレビューがありました。

たしかにそのへんは結構好みが分かれるところかと思うけれど、普段文学作品やエッセイを読んでいる人にとってはさほど違和感なく、というか楽しんで読めるのではないかな?

むしろ論文・活字慣れしていない人にはちょっと読みづらいかもしれません。

Kindleではサンプルが読めますから、アレルギーがないか確認してから購入するといいですヨ。

 

 

よし、明日からは下巻を読むぞ~

 

それでは、また。

 

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