夫が網膜剥離になった話①
こんにちは。モモです。
気がついたらもう8月も半ば。
今年の夏は、夏らしいことを何もしないまま終わりそうです。
というのも7月にユウキ君の網膜剥離が発覚してからというもの、手術したり入院したりで夏休みどころではなく…
今はだいぶ回復してきましたが、まだブログ更新も難しいみたいです。
網膜剥離とは?
網膜剥離とは、眼球の内側にある網膜がはがれて視力が低下する病気のこと。
発症は、1万人に1人の確率なのだそうです。もちろん年齢とか体質とか生活習慣が大きくかかわるものですが…あとは事故で目を強く打つなどの外的要因とか。
ユウキ君の場合は強度の近視と、網膜がもともと弱い体質なのが原因だろうとのことでした。
なんだか目がおかしいな、と感じてこの記事にたどり着いた方。
すぐに受診して眼底検査をしてください。ほんとに。手遅れになる前に。
自覚症状と初期症状
今思えば発覚する数ヶ月前から、光視症の自覚がありました。
光視症とは、目の中に光が差し込むように見える症状。網膜剥離の初期症状ともいわれています。
「水が流れるような光が見える」
と言うので、眼科行きなよと言ってもなかなか行かず。
しつこく言うと機嫌が悪くなるので私も知らんぷりしていました。
その後コンタクト用の定期受診のときは「加齢によるもの」「よくある症状」と言われたので少し安心していたのですが…
徐々に
「なんだか黒いものが見える」
と言い出し、それでもなかなか病院には行かず。
私のコンタクト用の受診があったので、ついでに一緒に行ったところ
(要するに一人で病院に行きたくなかったということね…(笑))
両眼に剥離があることが分かり、右眼はその場でレーザーで処置しましたが、
黒いものが見えていた左目はすでに手術が必要なほど剥離が進行していたのです。
普段は両眼でものを見ているので、片方が視野欠損していてももう片方が補ってしまうため気がつくまでに時間がかったみたいです。
それにユウキ君はもともと近視なので、「見えない」ことが当たり前というか…鈍感になっていたのかもしれません。
ユウキ君が光視症の症状を訴えたとき、もっと強く病院に行くように言えば良かった。
一緒に行ってあげるよって、予約を無理やり取ってしまえば良かった。
子どもじゃないんだから自分でできるでしょって思っていたけど、でももしあの時・・・と思わずにはいられませんでした。
手術、痛いかな。怖いかな。Tシャツ1枚で寒くないかな。
もし視野が戻らなかったらどうしよう。まだ30歳なのに・・・
結婚したばかりで、もしこの先ずっと介護生活になったら?
手術が終わるのを待っている間はずっとそんなことばかりぐるぐる考えて、朝から飲まず食わずでも空腹を感じないくらい。
入院の準備をしたり、手術の手続きをしたり、保証人になったり。
何もかもいきなりで初めての経験で、ひとりでめそめそ泣きながら帰りました。
光視症と閃輝暗点
私自身、中学生の頃から閃輝暗点というタイプの片頭痛があって、疲れたりストレスが溜まったりするとよく光が見えていました。
ユウキ君も閃輝暗点の頭痛を持っていたので、「光が見える」と聞いても、危機感を持てなかったというのが正直なところです。うん疲れてるとよくあるよね~、くらいで。
閃輝暗点は脳の血管の収縮によるものなので、必ずしも眼が悪いわけではありません。
見分け方は、眼を片方ずつ隠してどちらか片方だけに光が見えたら光視症、両眼とも同じように見えたら閃輝暗点の可能性が高いのだそうです。
異常を感じたらすぐに受診を!
網膜は剥がれたら手術で戻すことができます。
でも、中心にある黄斑部まで剥離してしまうと視力の回復はかなり難しくなってしまうし、何より手術後がめっちゃツライです。
網膜剥離の診断を受けたとき、すぐにしたことはやっぱり情報収集でした。
でも網膜剥離の体験談が書かれているブログって意外と少なくて。
手術中の痛みはどうだったのか? 術後の生活は? 視力はどれくらい回復したのか?
知りたい情報がないことに不安を感じました。個人差があるとはわかっているけれど、やっぱり知りたいじゃないですか。
次回は
ということで、次回は
・実際にユウキ君が受けた手術「強膜バックリング術」の体験談
・術後の生活、大変だったこと
・まさかの再手術!? 波乱の夏休み
などについて書いていきたいと思います。
それでは、また!
>つづき
続きが待てない。。。