モモの読書感想文012~『エリック・カールのイソップものがたり』の紹介とエリック・カール展の感想
こんばんは。モモです。
突然ですが、皆さんはエリック・
または、名前は知らなくてもこれを知っている人は多いはず。
そう、絵本『はらぺこあおむし』の作者です。
最近は雑貨屋さんでグッズもたくさん目にするようになりましたよね。
色鮮やかで、キャッチー。可愛い♡
世田谷美術館で個展も開催中!
さっそく大学時代の友だちとゴールデンウィークに行ってきましたが、
何がすごいって、ボリュームがすごい!!!
じっくり1枚1枚見ていたら、2時間以上かかりました…はぁ、満足(*´∇`*)
はらぺこあおむしはもちろん、そのほかの作品の原画もとにかくかわいい。
絵本ってほんと良いよねぇ…癒されるよねぇ…としみじみ語り合いました。
本当はほかにディックブルーナ展とミュシャ展もハシゴするつもりだったのですが
ここでかなり時間をオーバーしたのと、満足感があったのでどちらも行かず…
ケーキを食べに行っちゃった。笑
物販も充実していました!
絵本や複製原画はもちろん、グッズもたくさん。
私ははらぺこあおむしの木製パズル(600円)を購入しました。
可愛いでしょ??
当日券 | 前売/団体券 | |
一般 | 1,200円 | 1,000円 |
65歳以上 | 1,000円 | 800円 |
大高生 | 800円 | 600円 |
中小生 | 500円 | 300円 |
世田谷美術館にて、2017年7月2日(日)まで開催中。
(※毎週月曜日は休館)
お天気が良い日なら、用賀駅から歩いていくのもおすすめ。
15~20分ほどかかりますが、遊歩道を通って緑いっぱいの砧公園を抜けた先に
美術館が見えると、もうそれだけでわくわくしちゃいますよ(●^o^●)
『エリック・カールのイソップものがたり』
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です!
今回の課題図書は、こちら。
『エリック・カールのイソップものがたり』著:エリック・カール
- 単行本: 23ページ
- 出版社: 偕成社 (2017/4/20)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4033483608
- ISBN-13: 978-4033483603
- 発売日: 2017/4/20
- ¥1,404
エリック・カールの最新作かな?
有名なイソップ物語11作が少しアレンジされて、新しい物語になっています。
なかでも私のお気に入りは、「アリとキリギリス」。
正解はひとつじゃなくていい
「アリとキリギリス」といえば、
夏の間こつこつまじめに働いたアリは冬の間食べ物に困らなかったけれど、
歌ってばかりいたキリギリスは準備不足で痛い目を見る…というお話。
さしづめ、「遊んでばかりいると後悔する」とか「まじめが一番」とか
そんな感じのアホみたいな教訓があるのでしょう。
それがエリック・カール版では、
冬になるとキリギリスはアリのホームパーティーに招かれてバイオリンを演奏する
という結末になっているのです。
これ、とっても素敵な翻案だと思いませんか?
だって、みんながみんなマジメである必要なんてないんだから。
いろんな人がいていいんですよね。
たしかにアリは、将来のことをきちんと予測して対処できる優秀な虫かもしれません。
でもキリギリスにだっていいところがあります。
怠け者だったけれど、その代わりに歌や演奏の才能があったんです。
そしてそれは、多くのひと(虫?)を楽しませることができる。
アリも、キリギリスも、みんな違ってみんな良いじゃん。(金子みす○)
アリは一年中キリギリスの美しい演奏が聴けて、うれしい。
キリギリスは大好きな演奏をして、ご飯を分けてもらえる。
別にみんなが同じでなきゃいけないわけじゃない。
適材適所、Win-Winだ!
この翻案にはそんなメッセージが込められているんじゃないかなぁ、と思いました。
子どもたちの目に触れる物語がぜんぶ、こんな素敵なお話だったらいいのにな。
子どもができたら読んであげたい絵本がまたひとつ、増えました。
この海外絵本もおすすめです♬ シュールで。
前回の感想文はこちら。
それでは、また。
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1件の返信
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