モモの読書感想文049~『ごんぎつね』新美南吉
こんばんは。モモです。
自粛生活が性に合っているようで、楽しい毎日です。
前回の感想文はこちら。
今回の読書感想文は・・・
『ごんぎつね』 作:新美南吉
小学校に載っていた、みんな知ってる懐かしの名作。
兵十(ひょうじゅう)という男の母親が自分のせいで死んだと思ったこぎつねの ごん が、償いのために兵十の家に毎日コッソリ食料を届けるのですが、
そうとは知らない兵十は、またいたずらをしに来たのかと思って、ごんを銃で撃ち殺してしまう…という、哀しいお話。
今でも載っているのかなぁ?
なぜ急にこんな古い絵本を持ち出してきたかというと…
ひろゆき、ごんを論破
最近、ひろゆき氏のYouTubeを流し聞きしながらごはん作ったり片付けたりしています。
すごく博識で勉強になるし、なにより頭が良い人の話って面白い。
過去の質疑応答回で
「ごんぎつね」の話を知っていますか。
もしひろゆきさんがごんだったとして最後に男になんと声を掛けますか?
というようなスパチャに対して、
えっと、まぁ・・・あの、ごんが悪いよね。
こんにちは!ごんです!食べ物持ってきました!
ってのを伝わるようにすればよかったんすよね。
って言っててめちゃ笑ってしまった。
しかもこのスパチャ12,000円だったんだよ。
良いことは世間に知られるようにやるべき
確かに、良いことをしたときにそれが人に知られていないってところに「美」を感じるっていう風潮はある。あしながおじさん然り。
言わない美しさっていうか、なんだか急に徳が高い感じがする。
でもさ、撃たれたごんも哀しいけれど、後から事実を知った兵十だってひどい罪悪感だよ。母親が死んだだけでも哀しいのに追い打ちだよ。
こんな哀しい誤解を生むこともあるから、やっぱりきちんと伝えておいた方が良いことも、あるよね。
それに、どうせ良いことをするならみんなにシェアして大きなムーブにした方が世の中のためになることもあるだろうし…
現代では、ごんぎつねの教訓って実はそっちのほうが合っているのかもなぁ~なんて、夜ご飯を作りながら思った。
子どもの感想を親が誘導する・・・?
「ごんぎつね」でググったら、ダイヤモンド・オンラインにこんな記事があった。
「あなたはどう思った?」と子どもに感想を強要し、聞き出そうとするのではなく、まずはお父さん、お母さんが感じた感情、感覚を伝えてあげるだけでいいと思います。
そうやって、子どもは「感情の動き、表現の仕方」を体験的に学んでいくのです。
『ごんぎつね』を読んだ子どもたちの中には、「ごんの自業自得だ」と言い出す子どもがいて、それはあまり良くないから、そういう発想が起こる前に親の感想をインプットしろと。
「感情表現」は、親がある程度教えてあげないと子どもにはわからないのだそうです。
子どもの感情の発達については詳しく知らないけど・・・
私が親だったら、絵本を読み聞かせたら子どもの素直な感想を聞きたいけどな。
子どもって突拍子もないことを言うじゃないですか。大人には思いもよらないような。
それも育児の楽しみのひとつだと思うから、この記事が正しいなら少し寂しい気がする。
というか私、「これ、ごんの自業自得じゃない?」って言われたら、うちの子天才かなと思っちゃうかも。
あと親がひろゆきだったらどうなるの?笑
でも結局、撃ったのは気まぐれなんじゃないの
ここからはひろゆき関係ないんだけど…
私が昔、子どものころに読んだときは、兵十はごんを母の仇として恨んでいるんだと思っていました。
だから姿を見て思わず撃ってしまったけれど、ごんが償いをしに毎日家に来ていたことを知って後悔する、という話だと。
でも今回久しぶりに読み返してみて気づいたのは、ごんって兵十が獲った魚を盗んだだけで、別に母親の仇ではないんだよね。ごん自身がそう思い込んだというだけで。
だから、兵十は家にきつねが侵入してきたからとりあえず撃っただけなんじゃないのって、思っちゃった。絵本として成り立たないけど。
でもそういう考え方もできるよね~って、子どもとお話してみたいものです。いないんですけど。
絵本って面白い。ダイヤモンド・オンラインも面白い。
絵本もたまに読んでみると面白いです。
『ごんぎつね』はネットで全文読めたので久しぶりに読んでみてください。昔とは感じ方が全然違うかも。
そしてダイヤモンドオンラインもたまに変な記事があって面白いです。
それでは、また!
ひろゆき氏の本も面白いです。
ちなみにこの記事2019年の今頃に書いたものなんですが、自分で読んでてびっくりするくらい的外れな感想を書いている部分があります。
こうして記録として残しておくと自分の成長が分かって面白いなと思った…(記事のリライトが面倒)
Next bookreport is…
>Coming soon! (たぶん)