モモの読書感想文046番外編~【コロナに負けない】死について考える。おうち時間で読みたい本3選

モモです。

 

緊急事態宣言まっただなかの東京です。

 

調べてみたところ、日本ではこれまで3回緊急事態宣言が発出されているそう。

前回・前々回の緊急事態宣言は東日本大震災のときに福島第一原発と第二原発に対して1度ずつ。これはまだ記憶に新しいけど・・・

1度目はなんと1941年の太平洋戦争のときでした。大昔じゃないか。

 

私たちの世代は、有史以来まだ4度目となる緊急事態宣言を3度も経験したことになるんだなぁ。

 

 

昨日まで生きていた人がいなくなる

 

昨日までの日常が消える

 

多感な時期にそういう経験をしたり、見たりしてきた私たちは、その前の世代と物事の捉え方や向き合い方が違うのは当たり前なのかもしれません。

 

ということで、今日はおこもり期間に「いのち」について考えるための本を3つご紹介します。

 

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『「死」とは何か 』著:シェリー・ケーガン

 

死について考えることは、生を見つめることでもある。

新型コロナウイルスの影響で改めて今まで手にしていた自由がフォーカスされたように、死を意識して初めて「どう生きるか」を考えられるんだろうと思います。

 

私は小さい頃、空になりたいと思っていました。なぜなら死なないからです。

幼い私には、空には死という概念がなさそうに思えたからです。

きっかけが何だったのかわかりませんが、私はそれくらい死を恐れていて、それは実は今でも続いています。

 

もちろん多くの人が死を恐れていると思います。

でも、これといって特徴のないいたって普通の一日の終りに、ベッドに入って急に死ぬのが怖くなって泣いたり、動悸がしたりはしない。

でも私はするんです。たぶんどっかおかしいんですよ…

ユウキ君は「大丈夫、大丈夫」と言ってくれて(慣れたもんです)、私はどうにか眠りにつきます。内心まったく大丈夫ではないけれども…だれにも解決できないのだから仕方ありません。

 

私たちは漠然と、死を悪いものとして捉えています。忌むべきものとしてフィルターを通して見てしまうというか、ちょっと身構えてしまうというか。または宗教観が絡んでしまったりとか。

 

でもこの本では、あくまでも哲学的に、「死」を特別視せずにただの現象として論じています。

恐れを取り除くには、正しい距離感で向き合うことが必要なんだなと感じたよ。

 

↓日本縮約版。わかりよく手軽に読みたい方はこちら。

↓完全翻訳版。形而上学パート込みで読みたい方はこちら。

 概念的な「死」について学べます。

 

 

『読まずに死ねない哲学名著50冊』著:平原卓

 

私ね、哲学的に物事を考えるのは、仕事してると難しいと思うんです。

哲学書を読んでいるときって、脳みそだけが洗濯機にかけられたみたいにぐるぐる回っている感覚で疲れるから。

だから私は仕事終わりには読めないし、寝る前に読むとらんらんとして眠れなくなって次の日の仕事に支障をきたすし。

哲学うんぬんを考えたり語ったりするには、ある程度の心の余裕と脳みそのHPがないとだめだな~と思っています。

だからあなたがもし自宅待機しているなら、この自粛中は哲学名著を読むのに最適なのです!

 

とはいえ哲学書ってとっつきにくいし、何から手をだせばいいやらわからないこともある。そんなときにこそお役立ちなのがこれなんです。

数えきれないほどの哲学書の海から、エッセンスだけを集めて小瓶に入れてくれたような、そんな本。

買ったのは何年も前なんだけど、リビングにおいてたまにぱらぱら開いている。

1冊読めばおおよそのアウトラインは理解できるし、さらにその先に進むための水先案内人にもなってくれます。

そういえば私はこれを読んで哲学の始まりである古代ギリシアに興味をもって、プラトンの『ソクラテスの弁明』を読んだのだっけ。

 

私この記事でも死ぬのが怖いって言ってる…なんかバカみたいだ…笑

 

 

 

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』著:村上春樹

微妙に曲がっちゃった

 

「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」のストーリーが交互に語られるスタイルの長編小説。

なぜこの作品が「死」について考えることになるのか? というと、「ハードボイルド・ワンダーランド」が現実世界で、「世界の終り」パートが死後の世界について書いているように読めるからなんです。(もちろん読む人によって受け取り方は違うとは思うのですが)

 

さらにこの作品の面白いところは、それぞれの世界もまた二つに分断されているってところ。

一見現実世界に見える「ハードボイルド・ワンダーランド」でも、地下には<やみくろ>と呼ばれる何か(何なのかはよくわからない)がいて、地上と地下とで世界が分断されている。

 

そして「世界の終り」は、高い壁に囲まれた街なんです。進撃の巨人みたいな。

その向こうに何があるのかは<僕>にはわからなくて、なぜ自分がそこにいるのかもわからない。<僕>はその街で一角獣の頭蓋骨に閉じ込められた夢を読んで暮らすんです。

 

それぞれの世界のなかにもまたもうひとつの世界があり、その世界に住む<僕>と<私>もまた、分断を内に抱える存在として描かれる。

構造がね、とっても面白い小説なんです。近々読み返して感想文を書こうかな。

 

この作品を読むと、「死」って「生」がぱたんと終わるようなものではなくて、フェーズが切り替わるように越境していくものなのかもしれないな、とも思います。

でも行きつく先がこの「世界の終り」みたいなところだったら嫌だな。だってずいぶん寒そうなところです。

 

 

 

 

ということで、ずいぶん長くなってしまいましたが!

おうち時間に読みたい本3選でした。

 

みなさんどうぞご自愛くださいね。

それでは、また。

 

 

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1件のコメント

  • 死を恐れるのはタナトフォビアってなんちゃらがあるらしいね!僕もたまに寝むれなくなるときあるます。。死とは何か、めちゃ気になってたんだよなぁ

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