椎名林檎 (生)林檎博’18 -不惑の余裕- に行ってきたよ(ネタバレちょっとあり)
こんにちは。モモです。
昨日は会社をお休みして椎名林檎デビュー20周年記念アリーナツアー
(生)林檎博’18 -不惑の余裕- に行ってきました。
椎名林檎&東京事変との出会いは中学生のとき、当時ドラマで放送されていた「大奥」に母娘ではまり、その主題歌に『修羅場』が使われていたことから。
1話EDで初めて聴いた瞬間、ナニコレ!?と衝撃を受けて、当時買ったばかりの携帯電話に即ダウンロードしたのでした。パソコン持ってなかったしね…
あれから実に13年。田舎の中学生だった私も今やアラサーになり、その間も林檎ちゃんは変わらず美しく凛として走り続けていて。とうとうこうして生で見られる日が…!
ひょっとしてレコ発は全部落選だったので…すぐにアリーナツアーしてくれてありがとうございます神様仏様林檎様。
キレイばっかりじゃない
昔なにかのインタビューで、椎名林檎が「女のブスな部分を描いている」みたいなことを言っていました。
恋をした女が持つ嫉妬心だったり、自分をよく見せようとする見栄っぱりな部分だったり、恋人をつい疑ってしまう醜い猜疑心だったり。そういう”女がブスになる瞬間”を切り取っている。
恋をするとキレイになるとか可愛くなるとか言うけど、実際本当にそうなんかと。好きな人ができたとたんに自分の中にその男の目が生まれてしまって、周りの女の子たちをそのフィルターで見てしまったり。で、必要以上にコンプレックスを感じたり。逆にあの子よりはマシ、とかって安心してみたり。そういうのってたぶん、あったと思う。キレイになりたいって思う気持ちの根っこは、実はそういうドロドロした醜い部分だったりするんだ。
でもそれでもやっぱり、人を好きになるってとても尊くて。そういう清濁併せ吞んだ世界観が、あのかっこいいサウンドの中を生きて流れているんだよね。
かっこいい大人がばんばん出てくる
オープニングをキメたMummy-Dさん、動悸がするくらい色気があふれてた浮雲さん、映像だったのに出てきた瞬間空気が変わったエレカシ宮本さん、平和が服着て歩いてるみたいな大きな笑顔のトータス松本さん。林檎ちゃんに「見て見て、みんな素敵でしょ?」って元カレ紹介してもらってるみたい。笑
ああ好きなことしてる大人ってかっこいいんだな、年を取るって素敵だなって思わせてくれる。
みなさんかっこよくキメてスッとはけていく、、、あれ?わたし夢みてたのかしら?
短い生命
約2時間、林檎ちゃんの歌を聴いていて受け取ったのは、命って短いよ、今この瞬間しかないんだよっていうメッセージ。どの曲も一瞬一瞬を生きていて次の瞬間には死んでしまいそうな、そういう危うさがあって。私たちは”いつか”死ぬんじゃない、”今”死ぬかもしれないんだから。と、そんな絶唱だったように感じました。
借りものの命がひとつ、厚かましく使い込んで返せ。
たまらん好き。
最後に難癖つけてしまうけれどさ…
さいたまスーパーアリーナのレベル400(めっちゃ高いとこ)のスタンド席だったのですが、宙づりのスピーカーに結構近くて(しかも角度もいい感じにこっち向いてて)そこからオーケストラが爆音で、本当にオーケストラだけが爆音で左耳に突進してきたもんだから…林檎ちゃんの声があんまり聴こえない(涙)
アンコールの「はいはい」「夢のあと」はバンド演奏だったので、じっくり聴けたよ。
また今度、今度はいい席で聴きたいな。あと次はエレキ弾いてる林檎様が観たいな!
それでは、また。