わくわくする♬ 「しるし書店」がおもしろそう
僕は、”自分の人生に影響を与える人の視点”には価値があると考えました。
こんにちは。モモです。
最近、お笑い芸人キングコングの西野さんのブログをたまにのぞいているのですが
そこでこんな面白いプロジェクトが紹介されていました。
「店主が読んで、店主が”しるし”を入れた世界に一冊だけの本」を取り扱う古本屋さんの、
プラットフォームづくりをするというプロジェクト。
“どこの誰だか分からない人が読んだ本”と、
“SoftBankの孫さんが読んだ本”が同列で扱われて、同じように値段が下がってしまうのには少し違和感がありまして、
もっと言っちゃうと、孫さんが読んで、孫さんが付箋を貼ったり、線を引いたり、メモを書いたり、そういう”しるし”を入れた本は、むしろ、定価より高い値段でも手に入れたい人がいるのではないでしょうか?
…とのこと。
だから、だれでも古本屋を出店できる仕組みを作ろう、と。
本に「売り手の視点」という付加価値をつけて、買い手はそこに対価を支払うんですね。
その仕組みを作るための資金を、クラウドファンディングで集めているそう。
おもしろくないですか!?
そもそもなぜ西野さんのブログをのぞいているかというと、
ファンなわけではなく「おもしろそうなことをしているから」。
このしるし書店プロジェクトのほかにも、町づくりとか絵本の個展とか
詳しいことはよくわからないけどいろいろなことをしていて
「働く」「稼ぐ」ということの多様性を感じさせてくれるんです。
ネットやSNSの普及によって、個人が起業することは昔ほど難しいことではなくなってきていますね。
twitter、facebook、instagramなど、個人レベルでの情報発信の場がたくさんあって
著名人や芸能人でなくても、ただの一般人でも、爆発的に有名になるチャンスがある。
たとえばinstagramでは、毎日の服装や持ち物、おすすめのコスメ情報などをアップしている普通のOLが、
同じような境遇のOLたちから熱狂的に支持されていて
フォロワーたちは彼女に賞賛のコメントをつけたり、彼女と同じ服を買ったりしているわけで。
そうすると企業もそこに目をつけて、新商品をそのOLにプレゼントしてSNS上でPRしてもらおうとする。
これって少し前までは有名人にしかできなかったことだったと思うのですが。
でもよく考えたら、有名人に商品をおすすめされるよりも、自分の友達に
「これすごくいいよ!」と言われるほうがより購買意欲が湧くように、
有名人よりも自分と似たような境遇の人(しかもコメント機能で友達のようにコミュニケーションが図れる)が
おすすめしている物のほうがずっと魅力的かもしれませんね。
有名人に対しての憧れよりも、共感や親しみといった感情のほうが財布のひもを緩めるには適しているのかも。
これまでは会社や組織がしていたようなことが、個人レベルでできちゃう。
しかも制限なく自由に、自分がやりたいように。
そこによけいなしがらみがないから、信頼も生まれやすい。
しるし書店だって、もし爆発的にHITしたらもうBOOKOFFいらないもんね。
個人が企業を淘汰しちゃうよね。
朝満員電車に乗って、9時から18時まで仕事して、場合によっては残業もして、
また満員電車で帰って、明日の仕事に備えて眠って…
そんな生活が当たり前の世の中は、もう終わりつつあるのかも。
だいぶ話がそれたけれど(笑)、
要するに「しるし書店」おもしろそうだよね。なんか新しいよね。というお話でした。
それでは、また。