マリー・アントワネット展に行ってきました
こんばんは。モモです。
六本木の森ビルで開催されている、「マリー・アントワネット展」に行ってきました!
どうしても行きたくて行きたくて、土曜日にずっとぽちぽち調べていたら
見かねたユウキ君が一緒に行ってくれました。
ありがとう(●^o^●)♡
肖像画がたくさん!
展示室に入るとすぐ、ハプスブルク家とブルボン家のたくさんの美しい肖像画に目を奪われます。
華やかで、美しくて、繊細で、きらびやかで、それでいて薄暗く怠惰な・・・
この、中世独特の雰囲気。うっとりしちゃいます。
アントワネットは真珠と薔薇を愛していましたので、肖像画にも多く描かれています。
それをユウキ君に話すと、「ふうん、安上がりだね」って。
安上がり?????(笑)
ユウキ君と私は趣味も価値観もまったく違うので、思いもよらない感想が出てきてなかなか面白いです。
もちろん撮影は禁止ですので、しっかり目に焼き付けるように見てきましたよ。
アントワネットは本当に美人だった?
この展示の中では肖像画以外にも、胸像やメダイヨンなど、さまざまなかたちで彼女の顔を見ることができるのですが・・・
顔つきが、定まらないんですよね。
お人形のように愛らしい顔だったかと思えば、そのとなりではちょっと魔女っぽいきつい顔で描かれていたり。
ユウキ君も「全然美人じゃないじゃん」と正直な感想。
アントワネットの実家・ハプスブルク家では先祖代々、鷲のように曲がった鼻としゃくれたあごが受け継がれていたとのことなので、魔女っぽい顔の方が本物に近かったと考えられているそう。
となるとやっぱり、画家によってはよりかわいらしくなるようにデフォルメしたり、修正したりしていたのかもしれませんね!
画像加工のはしりですね。おもしろいなぁ。
アントワネットの居室
唯一撮影可能だった展示が、アントワネットの居室の再現コーナーです。
この部屋は当初、急ごしらえでしつらえられたためにスケールは均整を欠き、天井もとても低かったのだそうなのですが、アントワネット王妃の要望により大掛かりな工事が施されてこの最終形態に落ち着いたのだそうです。
天井を高くするために、中2階を取り払ったのだとか。
さすが、ものすごいこだわりようです!
それにしても、淡いブルーでそろえられた家具やシーツがとっても可愛い♡
ユウキ君は「ベッドちっちゃくない!?」と驚いていましたが、おそらくこれはソファーなんじゃないかな??
眠るときはルイ16世といっしょだろうし…
色白碧眼なアントワネットにぴったりの色調ですね。
叶わぬ恋
アントワネットが恋人(不倫だけど)のフェルゼンに宛てた手紙も展示されていたのですが、それがもうせつなくてせつなくて…
(パンフレットより)
黒塗りの箇所が2015年11月にやっと解読され、実に約220年の時を超えて全文が明らかになりました。
そして、隠されていたその内容は…
愛する人、私はあなたを狂おしいほどに愛しています。
あなたをお慕いしない瞬間は、私の人生には決してありません。
二人が恋人同士だったことが証明されました。
不倫関係ではあったものの、恋愛というものを知らないうちに好きでもない人と政略結婚させられ、若くして王妃となり、精神的やすらぎを求めたアントワネットのことを、誰が責められるでしょうか(;_:)
この手紙を書いた翌年の10月16日、アントワネットは民衆の手によって処刑されてしまいます。
祖国に帰ったフェルゼンはその知らせを聞くと、生きる希望を失い民衆を恨み、冷酷な支配者となり、最期はやはり民衆の手によって殴り殺されてしまうのです。
せつない。せつなすぎる…。
平和な現代に生きる私たちは、なんて幸せなんだろう。
と、うるうるしながらユウキ君を見ると、彼は悲痛な面持ちで
「疲れた。腰痛い。」
と、言うのでした…
盛りだくさんな展示で大満足
他にも、セーヴル磁器の食器コレクションやプチ・トリアノンの風景画、かの有名な首飾り事件エリアなどとにかく見ごたえ十分でした!
展示品すべての写真と説明書きが収録された、豪華なパンフレット(¥2,600)も、迷いに迷ったあげく購入。
こちらは会場限定のデザイン♡
すごいボリューム! もはやちょっとした図鑑です。
他にも、ラデュレとコラボしためちゃくちゃ可愛いマカロンや、ベルサイユ宮殿で実際に売られているお土産など、物販コーナーも大充実。
出てくる頃には、すっかり陽も沈んで外は真っ暗。
52階の展示室だったのできれいな夜景も見られましたし、夜に行くのもオススメです。昼間よりも空いていると思うし…
最終入場は19:30ですが、20:00閉館なのでゆっくり観たい方はお気をつけてくださいね。
それにしても久しぶりのデート、楽しかったな♡
興味無いのにつきあってくれて、感謝です。ありがとう(●^o^●)
それでは、また。