映画 実写版『アラジン』感想と考察 ~生まれ変わったジャスミン【ネタバレ有】
モモです。
6/7(金)から公開されている実写版『アラジン』。
アニメーション版が好きで好きで、アラジンは初恋の人といっても過言ではないです。
ずいぶん話題になっていた青いウィル・スミスにも期待しつつ(笑)、さっそく観てきました!
アニメーション版との違いは?
アニメーション版と実写版とでは、大きな違いが2つありました。
1.ジーニーが人間になる
アニメーション版ではアラジンの願いによってランプの呪いから自由になりました。実写版ではなんとジーニーが人間になります!(青くないウィル・スミスになります!)
ジャスミンの侍女ダリアに恋をしたジーニーの恋愛模様が描かれているところも見どころの一つです。
ただ、個人的には別に人間にならなくてもいいんじゃないかとは思ったけど…
ジーニーはただ自由になりたがっているだけで、人間としての幸せを求めているようには見えなかったというか。
やっぱ魔人だと長生きしすぎちゃうからでしょうかね?
ダリアと同じ時間の流れで生きていきたかったのかな。
2.ジャスミンが国王になる
私がいちばん興奮したのは、なんといってもジャスミンが国王になる展開!
ジャスミンといえばディズニー史上初の白人ではないプリンセスで、それまでのひたすら王子様を待つタイプのプリンセス像とは一線を画した新しい存在。
とはいえ、1992年公開のアニメーション版ではまだまだ女性としての抑圧がありました。
「自由になりたい」と願いつつも、結局はアラジン(男性)に連れ出してもらって空飛ぶ絨毯の上から街を見下ろすことしかできず、民間人との結婚も父親である国王(男性)の許しを得たからできた。
ジャファーにキスをしてアラジンを救うシーンなんかもう、子どもながらにショックだったもん。実写版ではここはばっさりカットされていましたが。
そう、実写版のジャスミンはアニメーション版よりもずっと強く、勇敢なんです。ジャファーにキスするくらいなら窓から飛び降りてやる!って感じ。
政治を学び、市井を見て、ついには国王になる。宮殿を出たこともなかったジャスミンの世界が大きく広がっていくことを予感させてくれました。
この実写版ではまたさらに新しいプリンセス像を打ち立てたなぁ!(あ、クイーンか)
実写オリジナルソング!ジャスミンの「Speechless」
数あるディズニー作品の中でも特に名曲ぞろいのアラジン。
実写版のオリジナルとして追加されたジャスミンの「Speechless」が・・・泣いた・・・
ジャファーに追い詰められて、「女は美しいだけでいい」「意見を持つな」と言われても(じゃブスはどうすりゃいいのかという疑問はさておき)
首を絞められても息は止めない
と歌い上げる姿に涙せずにはいられなかったよ…
これだからミュージカル映画は最高なんだ…
▼ミュージカル映画観ると絶対買っちゃうサントラ
「ダイヤの原石」アラジン
実写版で主人公アラジン役を務めたメナ・マスードは、なんとほぼ無名の新鋭俳優なんだとか!
まさに「ダイヤの原石」って感じでアラジン役にぴったりですね。
身のこなしがとにかくかっこよくて、友達も隣で「イケメン…」ってつぶやいていましたよ。(笑)
おすすめ度★★★★★
ということで、実写版「アラジン」最高でした。まだ見ていない方は、劇場の大きなスクリーンでぜひ!
それでは、また。
初アラジンだったけどめちゃめちゃ面白かった…
ディズニーの勧善懲悪っぷりは安心して見れるね!
劇団四季のアラジンもぜひ観てほしいーです!