DNSゾーンが既に登録されています?

――さくらインターネットで親ドメイン追加にハマった実体験ログ
こんにちは、yukiです。
今回は さくらインターネットのレンタルサーバで「DNSゾーンが既に登録されています」というエラーに丸一日ハマった話を、実体験ベースで整理します。
同じエラー文で検索してここに辿り着いた方は、きっと
「WordPressは触れるけど、DNSは正直よく分からない」
そんな状態だと思います。僕もまさにそうでした。
結論から言うと、原因は DNSゾーンとDNSレコードの違いを理解していなかったことでした。
この一点に気づくまで、SSLやIPアドレス、WordPress設定を無駄に疑い続けてしまいました。
今回やりたかったこと(前提)
やりたかったのは、とてもシンプルです。
blog.yukimomo.net- すでに WordPress ブログとして公開済み
- 親ドメイン
yukimomo.netも- 同じ さくらインターネット のレンタルサーバで使いたい
よくある「サブドメインでブログ運用 → 後から親ドメインも使いたくなる」構成です。
発生した問題:エラーはこれだけ
状況は少し不思議でした。
blog.yukimomo.net
→ 問題なく表示される- 親ドメイン
yukimomo.netを
→ レンタルサーバに追加しようとすると失敗
表示されたエラーはこれです。
DNSゾーンが既に登録されています
この一文だけ。
正直、この時点では意味が分かりませんでした。
最初にしてしまった誤解
当時、僕が疑ったのは次のような点です。
- SSL(Let’s Encrypt)の設定が壊れている?
- IPアドレスが正しく向いていない?
- サブドメインを先に作ったのが悪かった?
- WordPress 側の設定ミス?
ですが、どれも違いました。
ここが一番の落とし穴で、
「それっぽい原因」を疑えば疑うほど、核心から遠ざかっていました。
実際に起きていた構成(あとから分かった事実)
整理すると、こういう状態でした。
yukimomo.netの DNSゾーン は
→ さくらDNS上に 存在していた- しかしそのゾーンは
→ どのレンタルサーバ契約にも紐づいていない - Aレコードは
→ blog用サーバのIPを向いていた
つまり、
外から見ると動いている
でも管理上は「孤立したDNSゾーン」
という、非常に分かりにくい状態でした。
根本原因:DNSレコードとDNSゾーンの違い
最大のハマりポイントはここです。
僕がやっていたこと
- DNS レコード(Aレコードなど)を削除
- 「これでDNSは消えたはず」と思い込む
実際に必要だったこと
- DNS ゾーン 自体を削除すること
用語を整理すると
- DNSレコード
→ A / MX / CNAME などの中身 - DNSゾーン
→ ドメイン単位の「管理箱」そのもの
さくらインターネットでは、
DNSゾーンが存在している限り
レンタルサーバにそのドメインは追加できない
という仕様でした。
サポートからの正式回答
行き詰まってサポートに問い合わせたところ、返ってきた回答は明確でした。
- レコード削除だけでは不十分
- DNSゾーンの削除が必要
- 削除後、反映まで最大2時間程度待つ
この時点で、ようやく全体像がつながりました。
実際に行った正しい対応手順
手順自体はシンプルです。
- さくらの「ドメインコントロールパネル」へ
- ネームサーバ設定 → 登録済みゾーン
yukimomo.netの DNSゾーンを削除- ※ レコード削除ではない点に注意
- 約2時間待機
- レンタルサーバ側で
- 新規ドメインとして
yukimomo.netを追加 - 公開フォルダ:
~/www/
- 新規ドメインとして
これでエラーは完全に解消しました。
その後の状態
- 親ドメイン
yukimomo.net
→ 正常にレンタルサーバへ紐づく - サブドメイン
blog.yukimomo.net
→ WordPressブログはそのまま稼働 - DNSとサーバ管理が一本化
ようやく「普通の状態」になった、という感覚です。
やってはいけなかったこと
今回の反省点をまとめます。
- DNSレコード削除だけで解決すると思い込む
- SSLやWordPress設定を延々と疑い続ける
- DNSゾーンが「どこに存在しているか」を確認しない
特に 「IPが合っている=管理できている」ではない という点は要注意です。
同じミスを防ぐチェックリスト
同じエラーに遭遇したら、以下を順に確認してみてください。
- DNSレコードではなく DNSゾーン を確認しているか
- そのゾーンは、どの契約に紐づいているか
- さくらDNSに「孤立ゾーン」が残っていないか
- ゾーン削除後、反映時間を待っているか
- サーバ追加操作は、その後に行っているか
これだけで、かなりの確率で解決できるはずです。
まとめ
今回の学びは、とてもシンプルです。
- DNSゾーンとDNSレコードは別物
- さくらインターネットでは
DNS管理とレンタルサーバ管理は完全に別レイヤ - エラー文「DNSゾーンが既に登録されています」は
ほぼゾーン残骸問題 - 迷ったら、早めにサポートを使うのが最短ルート
DNSは難しく見えますが、構造が分かれば怖くありません。

