おじさんの話
こんばんは。モモです。
おじさんって、とっても不思議な生き物。
セクハラ発言当たり前だし、お気に入りのギャグとエピソードは毎日でも話すし、独り言に反応してあげないと機嫌を損ねるし、考えているのはいつも自分のことばかり。なのになんだか憎めない可愛さもある、変な生き物。
私が会社で接しているおじさま方は、再雇用なのですでに60代後半なのですが、とにかくバイタリティにあふれていて、お酒と女の子(意外と容姿に厳しい、自分はおじさんのくせに)が大好き。
そして、驚くことに仕事とプライベートの境目がない。
仕事の話があるからと飲みに誘ってくるし(業務時間内に言ってほしい)、
朝はやたらと早く出社してくるし(先に行って鍵をあけておかなきゃいけない)、
夜中にわざわざ個人アドレスのほうに業務メールをしてくる(しかも緊急性はない)。
何度も何度も何度も飲みに誘ってくるので仕方なく行くと、
延々昔話を聞かされたりしょうもない下ネタを聞かされたりする。本当にしょうもないので困る。
彼らには、相手の時間を奪っているという自覚がないのだ。
私の人生を奪う権利は誰にもないのに。
家にまっすぐ帰れば、この3、4時間で私はごはんを作って、お弁当を作って、Netflixで映画を観られるのに。お風呂上がりにベッドでごろごろしながら村上春樹を読めるのに。TOEIC頻出単語をいくつか覚えられるのに。
なのにこんなテーブルがベタベタした居酒屋で、飲みたくもない日本酒を飲んで食べたくもないきゅうりの浅漬けを食べるなんて、こんなのってひどい!!!!!!!!!!!くそだ!!!!!!!!!!!!!!今すぐに帰ってヒールを脱いでメイクを落としてシャワーを浴びたい!!!!!!
と思いつつも、笑顔で「夜道が怖いので9時には帰りますね♡」と言うのが精いっぱいなのである。
けれど何度断っても、「もうすぐ死んじゃうかもしれないから!!!ね!!!?」とめげずに誘ってくる人生の大先輩を見るとついつい無下にはできず、
今週はおじさん3人とボジョレーを飲みに行きます。