経験を過信するな。後輩を敬え。
モモです。
私の勤めている会社には、年功序列がまだまだ根付いている。
長く居るだけで権限が持てたり、昇給・昇進できたり、評価されたり。
だからこそ私は自戒の念も込めて、いつも思ってることがある。
「経験を過信するな。後輩を敬え。」
いつの世でも種として優秀なのは”年下”で、これは抗いようのない自然界のルールだ。
これは芸人・西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ』からの引用。
なぜなら種は、時代や環境に合わせて生き残るためにアップデートを繰り返すものだから。若者世代への批判は、”進化への乗り遅れ”だと。
「経験」が生かせない時代
「ねぇねぇ、Youtubeって知ってる?」
と友達に問いかけられたあの日、たしか私は中学生だった。
できたてほやほやのYoutubeで見逃したリチャードホールを見たり(知ってますか若者たち…)、おもしろフラッシュ動画(これまた懐かしい響き)を見たり。当時は新しいおもちゃを見つけたようで楽しかったなぁ。
その友達の近況はfacebookでわかる。文通友達の手紙をポストの中に探していたのは小学2年生までだ。
友達の家電の番号を記憶していた。冷蔵庫に全員分の番号が書かれた連絡網が貼ってあった。でも今や自分の番号ですらド忘れすることがある。覚えていなくてもさほど困らないから。
初めてのデートは映画館だった。近くの小さい映画館では観たいものが上映されていなくて、少し遠くまで電車に乗って出かけた。今ではパジャマのままお家でNetflixだ。
「経験がない」というポテンシャル
私はまだ20代だけど、ほんの10年前の当たり前がもう当たり前じゃない。そういう経験をたくさんしてきているせいか、上司や年の離れた先輩が言う「だってこれまでもそうしてきたから」「これまでも問題なくやってきたから」という理論にいまいち共感できないのです。「これまで」の世界はもう、終わっているかもしれないのに。
それに引き換え、後輩。
「なぜこうなのか?」「どうしてこうなるのか?」何もわからないからこそ抱ける疑問があるし、教える立場としてももう一度フラットな目線に立ち返ることができる。
わからないことは一緒に検索して調べればいいし。だいたいそれで解決できるしね。
こうなってくると、事務職に関しては経験豊富な先輩と働くメリットって実は少ないのねと思う。むしろ経験は無いほうが邪魔にならなくていい気さえする。
だから私は、答えを知っている人ではなく、答えの見つけ方を知っている人になりたい。
経験から得るべきなのは、手順ではなく考え方であるべきなんだ。
新しいことを面倒くさがらない
人はどうしても慣れ親しんだものが良いから、歳を取るほどに新しいものがおっくうになる。
この前テレビで言ってたんだけど、多くの人は30歳を超えると新しい音楽を聴かなくなるんだって。
耳になじんだ間違いなく好きな曲のストックが十分あるし、新しい曲と向き合う違和感をおっくうがるんだと思う。
そうなっていくことが悪いことだとは思わないけれど、自分もそうなると思うとつまらないな。
会社で出会う新入社員や後輩たちの存在は、新しい曲と同じ。
毎年毎年新曲がリリースされて、好むと好まざるとにかかわらず聞かざるを得ないけど、そういう環境ってありがたいんだなぁ。
私にとってはすごくまぶしくて、新しくて、先輩と同じように、ううんもしかしたらそれ以上に、敬いたい存在です。
今年ももうすぐ新しい年度が始まりますね。どんな人が入社してくるのかたのしみだなぁ~
それでは、また。
リチャードホール、栗井ムネ男大好きです
あれはもうザキヤマそのものですよね