しすてむえんじにあを目指した僕の理由
エンジニアになりたいと思って職業を選んだ
今回は、自分がなぜこうなっているかを書いてみる
僕は、エンジニアになりたいと思っていた。
小さい頃家に父が買ってきたパソコンがあった。
父は毎晩ビールを飲みながら何やら面白そうなことをやっていた。
「SimCity」である。
幼馴染の松くんが家に遊びに来て、SimCityをやらせてほしいと父にせがみ、松くんと一緒に街を作り、誤って父のセーブデータごとパソコンが再インストールされた。
苦い思い出である。父にこっぴどく怒られた。。。
わけでなく、とてもとてもがっかりしていた顔を今でも忘れない。
今では考えられないが、父は毎晩ビールを飲みながら一人で、だれにも見せるわけでもなく自己満足な街を作っていた。あまり記憶がないがとても近未来な街が出来上がっていたことは覚えている。
そのセーブデータを消したのだから、今ならわかる。残念だった父の気持ちが。
さて、パソコンの練習と言って親に買ってもらったZAKU打、中学生の頃ガンダムSEEDが毎週放送されていて、ハマっていた。
ガンダムのタイピングゲームである。
そのころになると、産まれて初めて経験したオンラインゲームを友人と頻繁にやっていた。
ボンバーマンオンラインである。
このころ、チャットで会話しつつ、ボンバーマンで遊ぶことでチャットのスキルが磨かれたかと思う。
もちろんボンバーマンのスキルも(このころの経験が大学生になって発揮されることとなる。)ボンバーマンを友人と楽しみつつ、ZAKU打でタイピングの練習をしていた。
高校生にもなると、学校でパソコンの授業があった。
僕は、家でもパソコンに触れていたため、文字を打つのが早かった。
パソコンの授業の時、女の子に打つの早いと言われたときピノキオ並みに鼻が高かったことを覚えている。
大学の進学をどうするか。となった高校生の頃には、職種については揺るがない希望を持っていた。
僕は「しすてむえんじにあ」になるんだ。
「しすてむえんじにあ」になるためには、大学は情報系の大学だと。
もちろん、そのころの僕が「しすてむえんじにあ」がどのようなことをする仕事なのかまったくしらない。
調べてもいない。
家でもパソコンに毎日のように向かっているため、親や兄弟にもオタクとのレッテルを張られ、気持ち悪いとよく言われたものである。
でも、「しすてむえんじにあ」になると決まっていたのだ。
そこには、家族から馬鹿にされたことを見返したい気持ちと、女の子に褒められた優越感があった。
どっちが強かったかは今では覚えていないけど、そんなところだ。
学校の授業では習わない、パソコンの魅力にとりつかれていた。(主にオンラインゲームだったが)
それで、情報系の大学に進学し、Webアプリケーションや、Webラジオ、ホームページ、簡単なゲームから
ロボットのプログラミング、アンドロイドのアプリ開発まで、さまざまな基礎知識の経験をもった。
就職活動を行うときも僕には揺るがないこだわりがあって、「システムエンジニアに俺はなる!」と息巻いていた。
僕の就職活動の時期は、「中小企業に目を向けよう」とかそういったセミナーが大学で開かれるほどの、就職難だった。
僕は、SI事業に興味を持った。
お客様先で開発を行い、終わったらまた別のお客様先の現場でそのまた次もそう。
これは、いろんなシステムの技術に触れることができ、沢山のお客様とも関係を持てる、一石二鳥だと純粋に思った。
友人には、理解されなかった。自社サービス開発や社内SEの方がイイでしょって。
友人も僕も実際に働いたことがないのだからどちらにも説得力がなかった。
それでも、僕はエンジニア志望で、挫折を味わいながらも就職活動を行って、独立系のSI会社に就職することとなった。
要約すると、「かっこつけたかった」と「見返してやりたかった」気持ちだということ。
将来を考えるときに、こんなちっぽけな理由だった。「社会貢献がしたい」、「人のためになる仕事がしたい」とか
志望理由をいうことが正しいと言われ、そのように就職活動したが、そんな思ってもないことを堂々と面接で話せるわけない。
でも、僕はこういう人間だった。今新卒の就職活動をやり直せるなら、堂々と志望動機をこう答える。
パソコンに興味を持っていることをオタクだってバカにされたことが悔しかった。
それでも、僕はかっこいい面を信じてここまで来ました。もてたいからバンドを始めるみたいな気持ちで。
社会貢献がしたいとか、世の中を変えてやりたいなんて思ってはいないけれど、
自分の信じるかっこいいを実現するために、スキルを磨きたい。そのために今日ここにきていますと。
あの頃の僕は、強い想いを持っていたのに表現することができなかった。
ルールに縛られ、自分を他人と合わせることに必死で、見返したいと思っているのに、自分の気持ちを必死に隠してたと思う。
自分が納得できるくらい自分を信じられるようになって初めて、「人のためになる仕事がしたい」と思うように、、、
本日はこの辺で
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