映画『グレイテスト・ショーマン』感想 ~目をあけて夢を見よう
こんにちは。モモです。
夢を叶えられる人って、どういう人か?
と考えたときに、今までは
「努力できること」「運が強いこと」あるいは「才能があること」、そんなふうに思っていた。
つまりは選ばれし人。
けど、この映画を観て感じたのは、夢を叶えるってもっと単純なんだということ。
必要なことは、「夢は叶う前提でいること」と、「自分に素直でいること」だけなんだと。
物語の筋はシンプルでわかりやすく、そのぶんメッセージがまっすぐに届いてくる。
‘Cause you’re dreaming with your eyes wide open.
目を開けて夢を見よう。
夢は現実になる、あなたがそう望むなら。
ヒュー・ジャックマンの迫力ある声が素敵でした。
中だるみなくあっという間の105分。飲み物が全然減らなかった…。
ミュージカル映画って大好き。
主人公のバーナムは、ショーマンとしての成功を夢見てマイノリティな人々(小人のように背が低い、ひげが生えた女性、全身刺青男 etc…)を集めて興行を始めます。
次第にそれはいままで隠れて生きてきた彼らの生きがいになっていく。
ところが美貌の歌手リンドのコンサートツアーを手掛けるうちに上流階級の仲間入りを果たすと、とたんに仲間たちを恥じるようになるわけですね。
ひどく傷ついた仲間たちは、それでもめげずに日々公演を続けていく。
で、なんやかんやあって心を入れ替えたバーナム、ごめんなさいシーンかと思いきや、晴れ晴れしたうれしそうな顔で
「気づいたんだ、私は他人の夢を見ていた」
え!?そこ!?
もうこのシーンでバーナム大好きになりました。
これが本質だよね。ほんと。
彼にとっては人の気持ちは二の次。まずは自分。
自分の好きなように生きていると、いつのまにかそれが人のためになっていて。
何かを始めるきっかけは、「自分のため」じゃないとうまくいかない。
人助けがうれしいならいいけど、いいことだからやってる・やらなければ、という考えだと見返りを求めたり期待しすぎたりしてしまう。
人のために自分が我慢して、「私頑張ってるのに!!!」って、迷惑な話だよね。いやべつに頼んでないし。
で、そんなことしてるうちに年取って死んじゃうの。怖いな。
エンドロールを観ながら、そんなことを思いました。
例によってサントラも買ったよ。
Amazon Music unlimited対象にもなってたよ。
ゆうきくんはいつもパンフレットを買うんだけど、私はミュージカル映画好きっていうのもあってサントラが多いです。
映画とかコンサートとかって、観終わった後もしばらく身体の中に音楽や雰囲気のかたまりが残ったままになりませんか?
でもだんだん消えていくから、それを思い起こす装置として、買っておくわけです。
そういえばこの映画、冒頭のヒュー・ジャックマンがすばらしくかっこよかったです。
サントラ1曲目「The Greatest Show」を聴くと高まります。
それでは、また。