モモの読書感想文036~『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹

四月のある晴れた朝、原宿の裏通りで僕は100パーセントの女の子とすれ違う。僕は胸を高鳴らせながらも話しかけることができないまま、ただすれ違う。今では、そのとき彼女にどう話しかけるべきだったのか、僕にはちゃんとわかっている。とにかくその科白せりふは「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。